電波伝搬解析ツール
Wireless InSite
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高速・高精度かつグラフィカルな
電波伝搬解析ツール
Wireless InSiteは、屋外や屋内の3次元モデルにおいて、 高速高精度かつグラフィカルな電波伝搬シミュレーションを提供する解析ツールです。 電波のカバーエリアや伝搬特性等の評価を行えます。
レイトレース法により建物や地形などを考慮した電波伝搬をシミュレーションできます。また、秦式などの推定式や独自アルゴリズムである高速レイトレース法など、用途によって伝搬モデルを使い分けることができます。
レイトレース法とは、幾何光学的理論に基づき送信点から受信点へ到達する電波を伝搬距離だけではなく建物や地形も考慮して追跡する手法であり、電波伝搬解析にも広く使われています。
屋外伝搬
屋内伝搬
特徴
高度な可視化機能
カラーマップ、グラフ、テキスト形式など豊富な出力が可能です。
豊富な伝搬モデル機能
レイトレースや推定式などの複数の伝搬モデルが使用できます。
GPUによる高速計算機能
GPUによる高速な3次元レイトレース計算(X3D)ができます。
CPU単独の従来レイトレースと比較して約15倍高速に計算できます。
解析事例
5G固定無線アクセス(5G FWA)の電波伝搬評価
郊外の住宅街における5G FWAの基地局・CPE間の電波伝搬評価を行いました。
詳しくはこちら
都市部でのMassive MIMOを用いたビームフォーミングの検討
都市部のスモールセルにおけるMassive MIMOを用いたビームフォーミングを電波伝搬シミュレーションにより評価しました。
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屋内環境における散乱を考慮したミリ波無線通信の伝搬評価
屋内環境におけるミリ波周波数帯を用いた散乱の影響を考慮したレイトレース法による電波伝搬シミュレーションを実施し、実測値との比較を行いました。
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住宅内のWi-Fiのスループット性能評価
住宅内のWi-Fiルーター(802.11ac)のスループットをシミュレーションにより計算し、Wi-Fiの性能を評価しました。
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その他の事例
その他、5G/ミリ波やIoT、レーダー、アンテナ設計、工場無線、インフラなどの事例も40例以上ご紹介しています。
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お客様事例
ワイヤレス通信を高品質で届けるために。Wireless InSiteによる電波の見える化。
どの通信方式にも対応できるWireless InSiteは、新規サービスを提供し続ける弊社にぴったりのシミュレーションソフトです。
NTTコミュニケーションズ株式会社 先端IPアーキテクチャセンタ
東 賢二氏、水鳥 康夫氏、梅地 俊成氏、渡邉 正俊氏(写真左から)
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資料請求
製品資料をご希望の際は下記のフォームよりお申し込みください。
体験版・セミナー動画
お知らせ
- 【2024/12/28~2025/01/05】年末年始休業とさせていただきます。
- 【2024/11/27~29】MWE2024@パシフィコ横浜 に出展しました。
- 【2024/11/05~08】第68回宇宙科学技術連合講演会@アクリエひめじ に出展しました。
- 【2024/10/28~30】MIKA2024@岡山コンベンションセンター に出展しました。
- 【2023/05/24】フェージング特性をシミュレーションする電波伝搬解析シミュレーションポスト計算ツールFading toolの体験版受付開始!!
- 【2023/04/03】電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン2023春号に、電波伝搬シミュレーションの紹介記事を寄稿しました。是非ご一読を!
製品構成
- Standard
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レイトレース法による電波伝搬解析のための基本機能が実装されています。
X3D / Urban Canyon(2D) / Vertical Plane(2D) / Full-3D / Free Space
- Pro
-
Standardの機能に加え、推定式や拡散散乱等の機能を搭載致しました。
Standard + VPUP / Triple-Path Geodesic / Hata / COST-Hata / Walfisch-Ikegami / OPAR / APG(Adjustment Path Generation) / Diffuse Scattering / Engineered Electromagnetic Surfaces / API機能
- MIMO
-
Proの機能に加え、MIMO機能を搭載致しました。
Pro + MIMO機能
動作環境
- OS
- ● Windows 7/8/10/11, 64bit
● Red Hat Enterprise Linux 6, 64-bit (利用制限あり、お問合せ下さい)
- CPU
- Xeon, core i7 3.5GHz 以上推奨
- RAM
- 8GB以上(16GB 以上推奨)
- 空きディスク容量
- 500GB以上(1TB 以上推奨)
- GPU
- GPU RAM 6GB以上推奨
NVIDIA compute capability 3.0以上対応
- ライセンス形態
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以下の2種類をご用意しております。
コマーシャルライセンスとアカデミックライセンスがございます。● サーバー/クライアント(フローティング)タイプ
- 各クライアントの実行時に、サーバーにアクセス(ライセンスチェックアウト)します。
- 同時起動可能なクライアント数は、ご購入ライセンス数と同じです。
- ライセンスサーバー上でプログラムを常駐させる必要があります。● スタンドアロン(ノードロック)タイプ
- 1台のマシンで起動します。(予め申請したマシンで固定して利用します。)
*最新の動作環境は、開発元(リンク先:Remcom社)をご確認ください。
*上記以外の動作環境についてはお問合せください。
入力可能なファイル形式
- 3Dモデル
- DXF, ESRI Shapefile, STL, Solid model, KMZ, COLLADA
- 地形
- 国土地理院10mメッシュ※1, DTED, DEM, DSMW, ARC/INFO ASCII GRID, KMZ, COLLADA, TIFF, BigTIFF, GeoTIFF
※1:変換ツールが必要
リリース情報
Wireless InSite v3.4.4を2023年6月に発売しました。
Wireless InSite v3.4.4の新機能
● Standard版
・アンテナ設定(Antennas)の画面が整理され、使用し易くなりました。
・XFdtdで生成された複数周波数のアンテナパターンを直接インポートする機能が追加されました。
・Communication Systemの評価に、5G-NRと802.11axが追加されました。
● Professional版
・RIS反射・透過板を模擬する機能、EES(Engineered Electromagnetic Surfaces)が追加されました。
● MIMO版
・MIMOアンテナについて、多周波数のユーザー定義ファイルをサポートするなど、設定項目が強化されました。
● その他、不具合修正
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過去のリリース情報
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Wireless InSite v3.3.5の新機能
● Shapefileインポート機能の改修
Wireless InSite v3.3.4の新機能
● レイトレース計算の前処理の高速化
● ビームフォーミング機能- 新機能詳細(クリックで展開)
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レイトレース計算の前処理の高速化
伝搬モデルにX3Dを使用する場合、レイトレース計算の前処理であるジオメトリ構築処理を高速化します。
また、同じジオメトリを用いて複数回の計算を実行する場合、ジオメトリがキャッシュされるため、2回目以降の前処理時間を大幅に短縮できます。ビームフォーミング機能
ビームフォーミングを考慮した計算が可能となりました。
以下のプリコーディングを考慮することができます。
● 最大比送信(MRT:Maximum Ratio Transmission)
● ユーザ定義のプリコーディングテーブル
本機能を用いた解析事例
MassiveMIMOビームフォーミングによるスループットの変化
(左図:ビームフォーミングなし、右図:ビームフォーミングあり)
Wireless InSite v3.2の新機能
● Diffuse Scattering(散乱)機能
● Wi-Fi性能評価機能- 新機能詳細(クリックで展開)
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Diffuse Scattering(散乱)機能
散乱波を考慮したパラメータ入力・計算が可能となりました。
材質に以下の散乱モデルを考慮することができます。● Lambertian : 散乱波は材質の垂直方向に放射されます。
● Directive : 散乱波は正規反射方向に放射されます。
● Directive with backscatter : 散乱波は正規反射方向とその反対方向に放射されます。<参考文献>
Degli-Esposti, V., et. al., "Measurement and Modeling of Scattering from Buildings", IEEE Transactions on Antennas and Propagation, Vol. 55, No. 1, January 2007, pp. 143-153.
Degli-Esposti, V., "A Diffuse Scattering Model for Urban Propagation Prediction", IEEE Transactions on Antennas and Propagation, Vol. 49, No. 7, July 2001, pp. 1111-1113.Wi-Fi性能評価機能
Wi-Fi(802.11ac, 802.11n)で利用される変調やMCS(Modulation and Coding Scheme)を考慮し、下記の結果を出力します。
本機能を用いた解析事例
● Bit Error Rate(BER)
● Throughput
● Capacity
Wireless InSite v3.0の新機能
● MassiveMIMO解析機能
- 新機能詳細(クリックで展開)
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MassiveMIMO解析機能
● 多数の素子の配置が簡単
素子数、間隔、回転のみの指定で多数の素子を配置できます。電磁界解析ソフトXFdtdの結果を使用することができます。● 結果評価機能が豊富
送受信の組み合わせが自由に選択できます。Hマトリックス、到来角度などの出力が可能です。
また、csvファイルのエクスポートやグラフ表示も可能です。● 高速計算
Remcom独自の技術によって高速化を実現しました。
計算時間が4x4素子では1x1素子の1.3倍、64x4素子では1x1素子の4倍となり、10倍~60倍もの高速化ができました。● ミリ波材質情報を追加
国際標準化ITU-Rを参考にした材質を追加しました。
- 新機能詳細(クリックで展開)
関連情報
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