フェージング特性評価ツール
Fading tool
- TOP
- 電磁界・電波伝搬・ネットワーク解析ソフトウェア・ソリューション
- フェージング特性評価ツールFading tool

国際標準化団体の技術報告書に
準拠したシミュレーションで
通信品質・方式の研究をサポート
Fading tool for Wireless InSiteは国際標準化団体の技術報告書3GPP TR38.901*1に準拠した電波伝搬シミュレーションツール*2です。Wireless InSiteのポスト計算で、瞬時的に変動するフェージング特性をシミュレーションします。回線設計におけるフェージングマージンの見積や、自動車、ドローンなど移動体との通信品質評価をサポートします。
*1:3rd Generation Partnership Project(3GPP)Technical Report(TR) 38.901 v17.0.0 (2022)“Study on channel model for frequencies from 0.5 to 100 GHz”
*2:ご利用にはレイトレースシミュレーションの結果データが必要です。
お知らせ
- 【2025/04/26~05/06】GW期間休業とさせて頂きます。
- 【2025/03/25】電子情報通信学会 総合大会 IEICE EXPO 2025 東京(企業展示コーナー)に出展します。
- 【2024/11/27~29】MWE2024@パシフィコ横浜 に出展しました。
- 【2023/06】Fading tool Ver1.0.0 正式リリース!!
特定環境でランダムな時間変動を考慮した電波伝搬をシミュレーション
Fading tool for Wireless InSiteとは
国際標準化団体の技術報告書3GPP TR38.901*1に準拠した電波伝搬シミュレーションツールです。レイトレースシミュレータの結果を後処理し、特定環境で、ランダムな時間変動を考慮した電波伝搬をシミュレーションします。
車やUAVなどの移動する端末との通信や、ビームフォーミングなどマイクロ波やミリ波帯の技術開発・性能検証を強力にサポートします。
*1:3rd Generation Partnership Project(3GPP)Technical Report(TR) 38.901 v17.0.0 (2022)“Study on channel model for frequencies from 0.5 to 100 GHz”
時変動するマルチパスフェージングも考慮したシミュレーションを実現
レイトレースシミュレーションにFading toolを組み合わせて、
実在の都市の環境で、時々刻々と変わる電波伝搬の状況をシミュレーション
Beyond 5G(6G)時代の通信に求められる様々なケースで利用可能
フェージングシミュレーションの流れ

Fading toolの実行
想定環境・評価端末等を指定して実行します。
・Urban Microcell(大都市)、Urban Macrocell(中・小都市)
・Rural Macrocell(郊外地)
※環境に応じた遅延特性等のパラメータを反映可能
・位置、移動速度、移動方向

Fading tool出力結果の評価
Fading toolは詳細なシミュレーション結果データを出力します。
例えば、このグラフのように移動によるフェージング特性を考慮した受信特性や、フェージングによる回線断リスクの評価・解析ができます。
V2Xのような移動物体の通信はもちろん、MIMOなど空間の影響を受けやすい技術をより測定に近いシミュレーション条件で、評価いただけます。
動作環境
・対応OS: Windows10
※ご利用にはレイトレースシミュレーションの結果データが必要です。
お問い合わせ
紹介資料等、お気軽に下記のフォームよりお申し込みください。
CONTACTお問い合わせ
一般的なシステム開発に加え、物理層からアプリケーション層まで通信システム全般について
お困りの際はぜひ一度私たちにお問い合わせください。