三次元電磁界解析ツール
XFdtd
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FDTD法による高機能シミュレータ
あらゆる電磁界を高速に可視化
お知らせ
- 【2024/05/29~31】ワイヤレス・テクノロジー・パーク(WTP)@東京ビッグサイト に出展しました。
あらゆる電磁界を高速に可視化することで開発期間を短縮し、製品の早期リリースを可能にします。
XFdtdは、5Gやミリ波レーダーといった技術基盤を支えるアンテナ設計や回路設計から、各アプリケーションの実環境モデルを用いた大規模な電波環境評価まで、あらゆる電磁界問題をGPUで高速に計算・可視化します。
世界初の商用FDTD法ソルバー
~世界中で使われ続ける信頼と実績~
XFdtdは、時間領域差分法(FDTD法)を使用した世界初の商用ソルバーとして1994年にリリースされて以来、世界の電磁界解析に関わる研究者、技術者に提供され続けています。進化し続ける計算アルゴリズムに加え、研究者が要求する精度・速度・安定性に対応できる豊富な機能と柔軟なカスタマイズ性により、その歴史と実績に支えられた信頼は、多くのユーザに支持されています。
FDTD法とは、空間・時間的に差分化したマクスウェル方程式を時間ステップ毎に解き、電磁場を求める手法です。時間領域の解法であるため広帯域の結果を一度の解析で得ることができます。
特徴
豊富な適用分野
XFdtdは、フルウェーブ電磁界解析、静電気、生体熱、最適化、および回路ソルバーを備えているため、アンテナ設計や配置、生物医学やSAR、EMI/EMC、マイクロ波/ミリ波デバイス、レーダーや散乱、雷サージなど、様々な分野に適用可能です。
GPUによる解析高速化
XFdtdのアルゴリズムは並列計算が得意なGPUと非常に相性が良く、計算速度を飛躍的に向上させることができます。複数のGPUを使用することで、大規模な解析をさらに高速に計算することができます。
CPUのみの使用に比べて、超高速な計算が可能になります。
高精度な解析
XFdtdのXACTにより、複雑な湾曲や微細な間隙など、結果に極めて大きな影響を与える形状を正確に捉え、かつ解析時間や必要なリソースを削減したうえで、解析精度の向上を実現しています。
解析事例
5Gのためのフェーズドアレイアンテナのビームフォーミング解析
28GHz帯の5Gのための8×8パッチアンテナアレイを対象に電磁界解析を行い、パッチ間の位相差を変化させることでビーム方向とその強度を評価しました。
自動車バンパーに設置されたミリ波レーダーのFDTD法による電磁界解析
24GHz帯の車載ミリ波レーダーについて、レーダーそのものとレーダーを車体のバンパー内に設置した場合で解析を行い、車体がレーダーの放射パターンに与える影響を評価しました。
反射位相制御した反射板の設計と特性評価のための電磁界解析
金属と誘電体の単位素子を並べたメタマテリアル反射板について、単位素子の大きさによって反射位相を制御し電気的な反射波面を傾斜させることで、反射板の反射方向がどのように変化するかを電磁界解析により評価しました。
FDTD法を用いた歩幅電圧発生時の人体の雷サージ解析
接地電極、大地、人体の3Dモデルに対してμ秒スケールの過渡応答が解析可能であるFDTD法による電磁界解析を行い、落雷時の砕石(砂利)による歩幅電圧の低減効果を体内の電流密度から評価しました。
その他の事例
その他、5G/ミリ波やIoT、レーダー、アンテナ設計、工場無線、インフラなどの事例も40例以上ご紹介しています。
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お客様事例
妊婦と胎児の安全を守る電磁界解析シミュレーションXFdtd
手元にあるパソコンで計算結果がすぐに得られる快適さは、何物にも代えがたい利点です。
千葉大学 フロンティアメディカル工学研究開発センター
准教授 博士(工学) 齊藤 一幸 氏
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解析コンサルティングおよび電磁界解析ソフト「XFdtd」活用事例
南極でニュートリノを捕らえる国際プロジェクトに参画。KKEのサポートにより設計したアンテナで、世界初の観測を目指します。
千葉大学大学院理学研究科 ハドロン宇宙国際研究センター
粒子線研究室 助教 間瀬 圭一 氏
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3次元電磁界解析ソフトウェア XFdtd導入事例
筐体に覆われたアンテナで、電波はどこまで飛ぶか?XFdtdによるシミュレーションでそれが視覚化でき、勘便りだった製品開発から解放されました。
株式会社サーキットデザイン
技術部 エンジニア 第1級陸上無線技術士 大澤 悠 氏
総務部 栁澤 良樹 氏
小暮技術士事務所 技術士/工学博士 小暮 裕明 氏(写真左から)
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体験版・セミナー動画
製品構成
- Standard
- FDTD法による電磁界解析のための基本機能が実装されています。
FDTDソルバー / 3D CADモデリング / CAD・PCBインポート / XACT / 静電気ソルバー
- Pro
- Standardの機能に加え、SARや人体モデルを評価するための機能を搭載致しました。
Standard + SAR演算機能/ 高精度ボディメッシュデータ/ ボディメッシュデータ編集ソフト VariPose
- MIMO
- Proの機能に加え、MIMO機能や回路最適化機能を搭載致しました。
Pro + Array Optimization/ Superposition/ Circuit Element Optimization/ Schematic Editor
動作環境
- OS
- ● Windows10 and 11, 64-bit
● Red Hat Enterprise Linux 7 and 8, Ubuntu 18, 64-bit (and compatible systems)
- RAM
- 8GB以上(32GB以上推奨)
- 空きディスク容量
- 250GB以上(2TB以上推奨)※解析結果データの保存領域を考慮
- GPU
- NVIDIA CUDA capable GPU card with compute capability 3.5 or higher
- ライセンス形態
- 以下の2種類をご用意しております。
コマーシャルライセンスとアカデミックライセンスがございます。● サーバー/クライアント(フローティング)タイプ
- 各クライアントの実行時に、サーバーにアクセス(ライセンスチェックアウト)します。
- 同時起動可能なクライアント数は、ご購入ライセンス数と同じです。
- ライセンスサーバー上でプログラムを常駐させる必要があります。● スタンドアロン(ノードロック)タイプ
- 1台のマシンで起動します。(予め申請したマシンで固定して利用します。)
*最新の動作環境は、開発元(リンク先:Remcom社)をご確認ください。
*上記以外の動作環境についてはお問合せください。
入力可能なファイル形式
- 3Dモデル
- ODB++, BRD, STEP, SAT/SAB, IGES, Inventor, DXF, Pro/E, STL, VDA-FS, CATIA V4・V5
XFdtd v7.11.0を2024年9月にリリースしました。
XFdtd v7.11.0の新機能
● UIの変更およびHiDPIのサポート
● 回路図エディタの機能追加(Analysis Workbench/ Design Goals/ Subcircuit)
● Sparameterに関するマクロの追加
● HAC2019に対応したSensorおよびマクロの追加
● 対応CADファイルの追加
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過去のリリース情報
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XFdtd v7.10.1の新機能
● 回路図エディタ機能
● 周波数帯域の設定機能
● 周波数特性に関するマクロ追加
● 対応CADファイル追加
XFdtd v7.9.2の新機能
● 過渡電磁界/回路同期シミュレーション機能
● Optenni Lab統合機能
● メッシュ切断面選択機能
XFdtd v7.9.1の新機能
● 特異点補正機能
● マテリアルの置き換え機能
XFdtd v7.9.0の新機能
● アレイアンテナ重ね合わせ機能
● アレイ最適化機能
● オブジェクトの暗号化機能
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